2022年7月2日に突如発生したKDDIの通信障害。
私はUQ mobileを利用していたのですが、母親から「電話を掛けたけど使われていないとアナウンスされたけど番号変えた?」と言われて初めて気付きました(;゚ロ゚)
幸い他社のポケットWi-Fiを使っていたため、利用には困らなかったものの、学校に行っている子供と連絡が取れなくなり、とても困りました‥
今までにない大規模通信障害について、24時間以上使えなかった数百万人に返金されるという発表が7月22日にされましたが、

自分が返金対象かどうかってどうやって分かるの?
と疑問に思ったため、詳しく調べてみることにしました。
KDDI障害の返金対象者は24時間以上全く使えなかった人
KDDIによると、利用しづらい状況になるなどの影響を受けたのは最大約3915万回線で、全く使えなかった人は音声のみの契約を結んでいる人が通信になるとみられているということです。

音声のみの契約ではない場合は返金されないのかなぁ‥
音声のみの契約以外の人には、「おわび」として補償するか検討中のようですが、2013年に障害が起きたときは利用料から700円を差し引いた措置をしていたことから、それより影響が多かった今回はもう少し補償をしてほしいところです。
でも、24時間全く使えなかったってどうやって証明するんでしょうか。
KDDIが発表した文面を見ると「繋がりにくかった」では補償はされなさそうだし、反発が起きそうな対応ですよね。
KDDIが定める契約約款の文面を調べてみました。
第 11 章 損害賠償(責任の制限)
第 75 条 当社は、au(5G)通信サービスを提供すべき場合において、当社の責めに帰すべき理由によりその提供をしなかったとき(その原因が協定事業者の責めに帰すべき理由による接続専用回線の障害であるときを含みます。)は、そのau(5G)通信サービスが全く利用できない状態(その契約に係る電気通信設備によるすべての通信に著しい支障が生じ、全く利用できない状態と同程度の状態となる場合を含みます。以下この条において同じとします。)にあることを当社が認知した時刻から起算して、24 時間以上その状態が連続したときに限り、その契約者の損害を賠償します。2 前項の場合において、当社は、au(5G)通信サービスが全く利用できない状態にあることを当社が認知した時刻以後のその状態が連続した時間(24 時間の倍数である部分に限ります。)について、24 時間ごとに日数を計算し、その日数に対応するそのau(5G)通信サービスに係る次の料金の合計額を発生した損害とみなし、その額に限って賠償します。
引用元:KDDI契約約款
一部のみを抜粋してみましたが、「全く利用できない状態」が「24時間以上その状態が連続したときに限り」とありますね。

この文章を読む限り、該当の事例に「限り」補償されるから、データ通信が多少でも利用できていたら補償対象外になりそうな気がします‥。
ちなみに、UQ mobileも会社名が変更されているだけで記載されているのは同じ文章でした。
KDDI障害の返金対象者かどうか調べる方法はある?
2022年7月22日現在、自分が返金対象になるのか調べる方法はないようでした。
7月29日にKDDIの高橋社長が記者会見をする予定とのことなので、そこで何らかの発表がされるかもしれません。
詳しい情報が分かり次第追記したいと思います。
他社で起きた通信障害では返金補償はあった?
では、他社で通信障害があった時は返金補償があったのでしょうか。
NTTドコモは2021年10月14日の夕方から約2時間20分利用できない状況が続き、合計で29時間6分利用しづらい状況になりました。
その際も今回のKDDIと同じく「24時間以上利用できなかった場合」のみが返金対象となったため、返金対象にはなりませんでした。

この時は役員報酬が自主返上され、利用者には補償されませんでしたね。
ソフトバンクでは2018年12月6日から約4時間半利用できない状況が発生しましたが、こちらも「24時間以上利用できなかった」案件に当てはまらなかったため返金されておりません。
まとめ
突然発生したKDDIの通信障害。
全面復旧まで86時間もかかり、故人だけではなく法人契約をしている会社は大きな影響があったと思います。
私も急に繋がらなくなり、「あれ?お金払ってるよね‥」と不安に思ってしまいました。
発生から20日経ってようやく補償について動きがありましたが、その補償も契約者全員というわけにはいかないようでモヤモヤしますね。
7月29日には高橋社長の会見が予定されているようなので、利用者のための補償をしっかり示してほしいところですね。
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