センター試験はなぜ廃止されるの?大学入学共通テストはどう変わる?

大学入学共通テスト 気になったこと

2020年1月をもって廃止される大学入試センター試験。

2021年からは「大学入学共通テスト」という名前になりますが、そもそも

[say img=”http://enthusiasm.tokyo/wp-content/uploads/2019/12/dog3_1_question.png” name=”ポチ”]どうしてセンター試験は廃止されるの?[/say]

[say img=”http://enthusiasm.tokyo/wp-content/uploads/2019/12/face_man_trouble.jpg” name=”ケータ” from=”right”]来年受けるんだけど大学入学共通テストってセンター試験とどう違う?[/say]

など気になるところが多いと思いですよね…

そこで今回は

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  • センター試験が廃止される理由
  • 大学入学共通テストって?
  • センター試験と大学入学共通テストの違いは何?

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以上について調べてみることにしました。

センター試験が廃止されるのはどうして?

センター試験は1990年から始まったマークシート方式の試験ですが、「豊富な知識量を測れる」といったメリットもありながら、自ら問題・課題を発見し解決策を考える「問題解決能力」や「応用力」を測る点では不十分だという指摘がありました。

センター試験では与えられた問いに対して習得した知識や技能を手がかりにして「速く」「正確に」問題を解く力が求められ、個人として発揮する能力が最重視されてきました。

そのため「暗記=学力」になり、知識や技能を十分に身につけないまま大学へ進学できてしまって学力低下の一因にもなっていました。

そこで国は「これからの社会では先行きを予想することが難しいので、知識の量だけではなく自分なりの問題を発見し、問いを立て、試行錯誤しながら回答を導く力・周囲の人を巻き込んで協力していけるコミュニケーション力を求めたい」という考えから「思考力・判断・表現力」だけでなく「主体性・協働性・多様性」をより重視するためにセンター試験を廃止し新たな大学入学共通テストを実施することになりました。

大学入学共通テストってなに?

大学入学共通テストでは、センター試験では測れなかった「問題解決能力」と「応用力」、「判断力」や「思考力」、「表現力」が問われる問題が出題されるテストです。

「暗記すればOK」ではなく、覚えた知識や技能をどのように活用するかを問われる問題がより多く出題される予定で、マークシート式問題では複数の資料・文献から様々な情報を組み合わせて解答を求める問題や正解が複数になる問題など、思考力・判断力・表現力や主体性・協働性・多様性をより重視した出題になります。

大学入学共通テストの難易度は?

センター試験では求められなかった傾向の問題が大学入学共通テストでは出題されることで、知識量が増加することだけでなく思考力・表現力・判断力などを問う新しいタイプの問題対策をしなければいけないことを考えると、従来のセンター試験より大学入学共通テストの方が難易度が上がる可能性は高いと考えられます。

習得した知識を自分で工夫して設問に利用する力をいかにつけるかがポイントとなりそうです。

センター試験と大学入学共通テストの違いは何?

センター試験と大学入学共通テストの違いが分からないと対策できないですよね…

しかし2019年12月に、「国語と数学で記述式を導入する」という点を取りやめることが正式に発表されたためセンター試験と大学入学共通テストの具体的な違いについては依然不透明なままになっています。

そこでまずセンター試験と大学入学共通テストの2017年に発表されていた違いを表にまとめました。

センター試験 大学入学共通テスト
日程 1月中旬の2日間
出題教科・科目 6教科30科目
国語/地理歴史/公民/数学/理科/外国語
出題形式 マークシート方式 数学/国語で一部「記述式」を導入
英語科目の評価 センター試験にて
「読む」「聞く」を評価
民間の資格・検定試験の併用にて
「読む」「聞く」「話す」「書く」を評価
採点 大学入試センター 記述式は民間企業を活用

数学の当初変更予定箇所

数学では発想力は構想力を測る事を目的に「数Ⅰの範囲を3問程度」が出題される予定でした

記述式が導入された場合は試験時間が60分から10分延長された70分になる方針でした

国語の当初変更予定箇所

国語では社会生活における問題発見・解決能力を測ることを目的に「国語総合(古文・漢文を除く)から80~120文字程度の文章を書く問題が3題程度」出題される予定でした

記述式が導入された場合は試験時間は80分から20分延長された100分になる方針でした

英語の当初変更箇所

従来のセンター試験では「読む」「聞く」のみが評価されてきましたが、大学入学共通テストからは「話す」「書く」が新しく評価対象になります。

センター試験対策で「読む」「書く」のみに重点を置いた学習方法により「話す」という実践的な能力が置き去りにされてきた結果「読めるし何を言っているか分かるけど自分は話せない」といった学生が増えるという問題点を改善させる狙いがあるのでしょうね。

記述式が取りやめになった理由

文科省のもともとの方針ではマークシート式に加え、国語と数学の一部に記述式の試験を導入する予定でしたが、制度への不備や不安が多く指摘されたため2020年度からの実施を取りやめることにしたようです。

文部科学省が発表している取りやめの理由は以下の3点です。

  1. 採点体制が明示できない
    採点事業者側で必要な質の高い採点者の確保ができる見通しは立っているものの、2020年秋以降に選抜・研修を経て採点者を確定するため現時点で実際の採点体制を明示できない
  2. 採点ミスをゼロにすることが期待できない
    試験の円滑かつ適正な実施に限界があり、採点ミスをゼロにすることまでは期待ができない
  3. 自己採点と採点結果との不一致改善が難しい
    現状では受験生が出願する大学を選択するにあたって支障となる課題解決には不十分

記述式が取りやめになることで試験時間の扱いも未定になっています。

結局大学入学共通テストになったら何が変わるの?

以上のように、当初の予定されていた変更点が取りやめになって結局のところどうしたらいいのか分かりにくいですよね。

2020年1月現在分かっていることは以下の3点です。

  1. マークシート式の出題方法を工夫して「思考力・判断力」が必要なテストになる
  2. 日常生活や社会とのかかわりを重視した問題が出題されることが検討されている
  3. いくつかの文章や資料をあわせて読んで考える問題が出題されることが検討されている

つまり記述式は取りやめになったものの、「暗記さえできれば受かる」という問題ではなく「思考力や表現力・応用力をより必要とする」問題に変わるということですね。

まとめ

センター試験が2020年1月をもって廃止され、大学入学共通テストが2021年1月より始まりますが、調べてみると結局のところ不透明なままということが分かりました。

記述式問題は取りやめになりましたが、丸暗記だけでは通用しない問題が出題されるようになると予想されるので、正式な発表を待ちつつ試験対策をしていく必要がありそうですね。

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